給食ができるまで - 1 - (鳥取地域版)
1.献立を決定する
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『献立委員会』を開いて、栄養士さん、学校の先生、保護者さんなど関係者が集まって1ヶ月間の献立を決定します。 栄養のバランスだけでなく、その時期の旬の食べ物や行事の事を考えながら献立をたてます。 |
2.使用材料を決める
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『物資委員会』という、献立を元に、給食を作る時に使用する材料の業者と価格を決定する委員会を開きます。 安全な食材であるか、産地や添加物を確認したり、栄養、品質、おいしさなどを考えて、材料をしっかりと選びます。 きびしい条件をクリアしたものの中から、より安いものを材料として使用することで、安くても品質の保たれた給食を作ることができるのです。 |
献立と食材が決まって、いよいよ給食センターで調理される日がきました。
調理当日の献立
梨入りカレーシチュー
ウィンナー
とうふちくわのごまあえ
3.調理員さんたちの準備
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調理員さんたちは、きびしく健康状態と服装をチェックします。 衛生的でおいしい給食を作るために、その日の献立の打ち合わせをします。 清潔な作業着で全身を包むように着て、しっかり手洗いをした後、調理場に入ります。 |
調理員さんの家族の健康状態も確認し、作業着から髪の毛が出ていない事、爪が伸びていない事、不必要なものを持ちこんでいない事などきびしく確認します。 そして時間をかけてしっかりと手洗いをした後、いよいよ調理開始です。 |
4.検収室で材料を受けとる
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朝早くに業者の方から給食で使用する食材が到着します。 材料の鮮度や温度、産地や使用量を確認します。 献立に使われる材料は、調味料などを除いて、調理当日に給食センターに到着します。 |
5.下処理室で洗浄
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検収室でチェックがすんだ食材が、次々と下処理室に運びこまれます。 下処理室では野菜の皮をむいたり、手ごろな大きさに切った材料をていねいに洗います。 この工程で材料に異物が混ざっていないかもチェックします。 |
減農薬栽培の野菜などの材料に、虫などがついていることがあります。 虫がついている野菜などは、給食を食べる子どもたちにとっても安全な証拠なのです。 調理員さんはそれを一生懸命取り除いています。 材料の量がとても多いので、毎日大変な作業ですが、子どもたちにおいしく食べてもらいたいという気持ちでがんばっています。 |
6.材料を切る
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下処理室できれいになった材料が調理室へと入ります。 ひとつひとつの材料に異常がないか学校ごとに確認します。 |
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