野菜の切り方講座
① 輪切り・小口切り
切り口が円形になるよう、端から同じ幅で切る。
◆きゅうりやなすなど、切り口が大きいものは「輪切り」、ねぎやいんげんなど、切り口が小さいものは「小口切り」という。
② ななめ切り
包丁をななめに入れて、端から同じ幅で切る。
→切り口の面積が大きくなり、味が染みこみやすくなる。
③ 乱切り
⑴ 包丁をななめに入れて切る。
⑵ 野菜の切り口が上を向くように動かす。
⑶ 包丁をななめに入れ、同じくらいの大きさになるように切る。
→切り口の面積が大きくなり、味が染みこみやすくなる。
※トマトやじゃがいもなどの丸い野菜は、4等分くらいに切り分けてから乱切りにする。
④ ざく切り
端からざくざくとおおざっぱに切る。根元の厚みがある部分は、葉の部分より小さく切ると火が通りやすくなる。
※白菜などは、葉をはがして2~3枚重ねて切る。
⑤ 半月切り
⑴ 縦に半分に切る。
⑵ 切り口を下にして、端から同じ幅で切る。
◇半月の形(半円形)になることからこの名前が付いた。
⑥ いちょう切り
⑴ 縦に4等分に切る。
⑵ 切り口を下にして、端から同じ幅で切る。
※大根など、直径が大きい野菜は最初に6等分や8等分に切る。
◇いちょうの葉の形に似ていることからこの名前が付いた。
⑦ 細切り・千切り
⑴ にんじんなど、棒状の野菜は4センチくらいの長さに切る。
⑵ うすく板状に切る。
⑶ 切ったものを重ねて、端から同じ幅で薄く切る。
◆3~5ミリ幅に切るものは「細切り」、1~2ミリ幅に切るものは「千切り」という。
※キャベツなどは、葉をはがしてくるくると巻き、端から薄く切る。
⑧ 短冊切り
⑴ にんじんなど、棒状の野菜は4センチ程度の長さに切る。
⑵ 1センチくらいの厚い板状に切る。
⑶ 切ったものを重ねて、端から同じ幅で薄く切る。厚みがあるので、重ねる枚数は少ない方が切りやすい。
◇短冊の形になることからこの名前が付いた。
⑨ 角切り
⑴ にんじんなど、棒状の野菜は4センチ程度の長さに切る。
⑵ 厚い板状に切る。
⑶ サイコロのような形に切る。
⑩ くし形切り
⑴ 玉ねぎやトマトなど、丸い野菜を縦半分に切る。芯やヘタは取り除く。
⑵ 中心から放射状に切る。
※玉ねぎなどの硬い野菜は、切り口を下にして中心に向かって切ると切りやすい。
※トマトなどの柔らかい野菜は、切り口を上にして中心から外側に向かって切ると切りやすい。
◇髪をとく「くし」の形に似ていることからこの名前が付いた。
⑪ みじん切り
⑴ 玉ねぎなどの丸い野菜は縦に半分に切る。
⑵ 切り口を下にして薄く切る。この時、全部切らずに根本を1センチくらい残しておく。
⑶ 包丁を寝かせて、横から2~3本切りこみを入れる。
⑷ 端から薄く切る。
⑸ 残った部分も細かく切り刻む。さらに細かくする場合は、反対の手で包丁の先の方を押さえ、包丁の柄を上下に動かして刻む。
※にんじんなど、棒状の野菜は細切りまたは千切りにし、端から細く切る。